治療の流れを簡単に説明します。
一回の治療は、およそ９０分です。
初回の方や、前回から１年以上来院していない方は問診票を記入していただきます。
- 問診票の記入（１０分ほど）
- 治療院に到着しましたら待合室で問診票をご記入していただきます。
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- 初めての患者さんや、１年以上来院していない患者さんは問診票を記入していただきますので、予約時間の１５分前を目安に少し早めにいらしてください。
- 出来るだけ症状について詳しく教えてください。
- その他、飲んでいる薬や手術歴などあれば記入ください。
症状や薬のリストなどのメモを持ってきていただけると、良いと思います。
- 問診（１０分ほど）
- 症状について、幾つかお伺いさせて頂きます。
- どこが痛むか？
- どの姿勢、動きで痛むのか？
- どんな時間に症状が悪化、軽減するのか？
詳しくお話が聞けるほど効果が出やすくなります。
- お着替え
- 女性の患者さんで背中や肩などを治療する際に患者着に着替えていただきます。
患部が出せれば良いですので、手足の場合はＴシャツや短パンなどのままでも大丈夫です。
- 鍼治療、置鍼（鍼をするのに３０分ほど、置鍼が４０分ほど）
- 症状の原因である部分に的確に鍼を施していきます。
- ズーンとひびき、しっかり当たっている事が感じ取れます。
- 神経痛の場合は、原因の部分に鍼が届くとシビレや感覚障害の部分までひびきが伝わり、軽症なら置鍼中にシビレや知覚鈍麻が無くなります。
置鍼とは鍼を施した後に、鍼を刺した状態で休んでいただくことです。患者さんは休んでいますが、鍼が仕事をしている状態です。この間に、治療効果が現れます。
- 抜鍼と治療後の説明（１０分ほど）
- 施術後の注意事項や症状の悪化してしまう姿勢や動作、ご自身で出来るケア方法等をお伝えします。また、今後の治療方針についてもお話しします。
治療前に注意して頂く事
- 鍼治療によって、一時的な脳貧血、吐き気などが起こりやすくなります。睡眠不足、満腹、空腹はできるだけ避けてください。
- 治療当日はお酒を控えてください。飲酒されますと、アルコールの分解が優先されてしまいますので治療効果が著しく低下します。
- 遅れて来られると、予約の都合で十分に治療の時間が取れないこともありますので、少し余裕を見て５分位前に来院してください。初めての患者さんは問診票を記入する時間もあるので、１５分くらい前にいらしてください。）
- 前後の問診など含め、一回の治療に全部で90分ほど掛かります。お手洗いを先に済ませてください。
治療後の注意
- 治療後、その日のお酒を控えてください。飲酒すると、アルコールの分解が優先されてしまいますので治療効果が著しく低下してしまいます。
- 治療後は出来れば横になり、2～3時間休んでください。治療効果が良くなります。
- お風呂に入っても問題ありません。
- 治療後2～3日はまだ治療中です。筋肉が緩んで血流がスムーズになり回復期間です。鍼治療は硬く縮んだ筋肉を解除して筋肉痛に変えていきます。筋肉痛が治まったら次の治療をします。
特に治療初期は筋肉に縮まる癖があり、また硬く戻りやすいため、次回の治療は3日以上開けて1週間以内になるように予約をすると良いです。
- 治療当日は運動を控えてください。鍼で緩めた筋肉はなるべく使わないようにすると治りが良いです。例えば頚を治療されたら猫背で頚が下を向く姿勢は控えてください。スマホやパソコンの画面は目線の高さで見て下さい。
- 鍼をした部位が腫れることがあります。これは毛細血管に鍼が当たった内出血です。注射だと外に出血しますが、鍼は細くすぐに鍼穴が塞がるため内部に溜まることがあります。少し手で押さえ温かい濡れタオルを当てると二週間位でなくなります。
- 治療後にかえって痛みが増したり、だるくなる事があります。これは鍼ごわりとよばれ、重症な時に起こりやすいです。硬い筋肉は神経が麻痺するまで締め付けています。その硬い筋肉の血流が良くなり圧迫されていた神経が解放されてくると本来の痛みを感じてくるのです。通常は３日後位には楽になってきます。よくなるにつれ、この鍼ごわりは少なくなっていきます。
- 治療後に痛みやだるさが出るのは鍼が効いてきている証拠とお考え下さい。何も変化が無い方が効いていないという事で問題になります。ですがその症状が強すぎる様に感じる時は、再度治療をすれば治まりますのでご安心してください。
