恒例の北京への旅に行ってきました。私にとっては2回目です。1年間ずっと楽しみにしていました!

今回も前回と同じメンバーでの旅。我らが師、浅野周と弟子3人、気心の知れた仲間たちです。

それでは、2018年秋・中国旅行記の始まりです。

旅の準備。おすすめのフライトと駅近ホテル

今回の旅行では私がフライトとホテルの手配をすることになりました。色々と調べた中で中国国際航空は運行数が断然多くて、時間の制約があるトラベラーには最適でした。そして今回チョイスしたホテルは北京駅から徒歩10分という立地。重いスーツケースをゴロゴロ引いていってもあっという間。

チェックインする師匠

羽田から北京までのフライトは4時間。師匠や仲間とおしゃべりしている間に着いてしまう距離です。中国国際航空はエコノミークラスでも荷物を2つ持っていけるので、中国で鍼を沢山仕入れるのに便利です。中国では勉強のために鍼の本も購入します。

北京上空

北京に到着!

北京に来るのは2度目です。戻ってきました、北京に!

北京駅

一年ぶりの北京。。。日本の空気はいいなと感じてしまうかも。でも、砂埃のかぶったビルや道路や車を見ると大陸に来たなと思うのです。

北京に来る予定のある方は日本製のマスクを忘れずに!

旅の主目的の、、

鍼屋さんに行ってきました。去年も来たお店です。やはり、私も鍼灸師なのでしょうか。ここに来るとワクワクします。

さすが本場の中国、鍼の種類も豊富で日本には無い鍼や北京堂の治療に欠かせない長い鍼の種類も多い!私のテンションも上がります。

北京堂が中国鍼を使用するのには理由があります。北京堂の治療には、筋肉の深部に安全に届く、太く長い丈夫な鍼が必要です。

日本鍼灸ではあまり深く鍼を刺さないので、細い鍼を使用します。そのため、日本製の鍼は、北京堂の治療には使うことができません。日本製の一番太いものなら使用できないこともないのですが、中国製は深く刺しても良いように作られている鍼が各種揃っています。製法もしっかりしていて高品質です。さらに、中国製のほうがコストも安いです。北京堂のスタイルは、一回の治療で使う鍼の数が一般的な日本鍼灸よりも多いから、コスト面は大切です。そのような理由から、北京堂の治療には中国製の鍼が欠かすことができません。

師匠はこの鍼屋さんの長年のお得意さんなので、特別料金に割引きしてくれます。

ただ今回は、前もって注文して、その商品が届くことを確認しておいたにも関わらず、注文していた物が揃っていないというアクシデントが!

師匠にとっては想定内の出来事だったようで、とても冷静に対処していました。お店にまた次の日に出直して、注文した鍼を全て購入することができました。

私が一人だった場合、きちんと対処ができていたか、、と考えてしまいます。やはり、中国語の勉強は必要なのでしょう。。

何はともあれ、1年分の鍼の仕入れができました。北京堂の治療で使用する、特殊な鍼も十分に購入しました。

一年分の鍼を持つと、ずっしりと重いです。「これでまた1年やっていくぞ!」という気持ちになります。気が引き締まる思いです。この感覚は、去年も味わいましたが、やる気とワクワク感と緊張感が混ざったようないい気持ちです。

でも、旅の醍醐味はやはり、、、

食ですよね!今回も行ってきました!

我らが師、浅野周が「北京に来たらこのラーメンが食べたくなる」という行きつけのお店があります。師匠は、北京ダックやフカヒレスープなどは好みません。あと、値段に敏感です。高くて美味しくないものが大嫌いです。値段が安くて、美味しいものにテンションが上がるタイプです。

お店の厨房では、麺を手で伸ばして作っていました。あまり日本では見かけないですよね? 私は初めて見ました。漫画ではラーメンマンがやっているのを見たことはありますが。。

ラーメン屋の厨房

それはともかく、このお店では、打ちたて・茹でたての麺を食べることができます。うん、美味しそう!

麺の味は余計なものが足されていないシンプルもので、麺自体の旨みが際立っています。

スープは、鶏ガラと野菜から取ったもののようでした。澄んでいるけど、旨味がよく出ていました。香菜と自家製のラー油をお好みで入れるスタイルです。

激辛(になった)ラーメン

辛いものが好きな私はラー油を少し多めに入れようとしたら、手が滑って入れすぎました。元のスープは澄んでいたのに。。見るからに辛そうです。実際に、激辛でした。でも美味しかったです!

こってりとした印象のある中華料理ですが、このお店のラーメンのようにシンプルで素材と調理法を活かした美味しいものも良いですね!

ちなみに、お値段は17元。日本円で273円ほどです。安くて美味い!最高!

今回のホテルは、、

北京駅のすぐ目の前にありました。とても便利でした。スーツケースをコロコロ引きながらでも、楽に歩けます。

ロケーションもよく、4つ星ホテルの宝辰飯店はおすすめです。一部屋、一泊1万2千円と少々高めですが、1人一泊6千円でこの条件なら価値ありです。

大量の鍼を仕入れてホテルに帰るのもへっちゃら!

事前にいろいろと調べた甲斐がありました。補足情報ですが、中国のホテルは、4つ星以上でないとシャワーの出が良くないそうです。あとは、トイレでトイレットペーパーをそのまま流してしまうと詰まってしまいます。(経験済み)

旅慣れた師匠は、しっかり日本からトイレットペーパーを持ってきていました。

前回の旅行でもインパクトのあったあのお店

今年もやって来ました、ムシ焼き屋さん。なんか懐かしい感じがします。去年と同じおじさんがキレイに串に刺さったムシをこんがり焼き上げていました。

こんがり焼けた虫
サソリの串焼き

前回の旅行を終えて、「やっぱり食べておけばよかったなぁー」と一年間ずっと後悔していたので、今回は念願のサソリを食べました!

サソリを食す私

見た目のインパクトは相変わらず。串に刺してもまだ動いている、活きのよいサソリをこんがりと焼いた一品です。軍手をはめたおじさんから直接手渡しで受け取ると、なんとも香ばしい匂いがします。

味は、、パリパリしていてエビのような食感と風味でした。。。

それなりに美味しかったです。。でも、私はエビせんべいの方が好きかなー、と思いました。でも、来年はまた食べたくなるのでしょうか??

来年はダンゴムシにも挑戦します。

旅行を終えて

今回も楽しい中国旅行でした!飛行機の時間も良く、ホテルの場所も便利で、快適な旅でした。それに、師匠や仲間と一緒に旅行すると刺激を受けます。

しかし、やはり中国語はある程度は話せるようになりたいな、と思います。今回のような鍼のお店でのトラブルも、私一人だったら対処ができていたかどうか。。あと、今回の旅行で鍼灸の本も数冊購入しましたが、これらを読むためにも、やはり中国語の習得は必要なようです。

今回の旅で気がついたのですが、一年分の鍼をどっさり手にすることで、また1年がんばろうという新たな気持ちになりました。新年を迎えるような感覚に似ています。好きな感覚です。中国旅行が私にとって毎年の節目となる儀式になりそうです。

来年もまた、北京に行きます!