現代の生活は、昔に比べると便利になりました。しかし、そのために体を動かす頻度と度合いが昔に比べるととても少なくなってしまいました。

最近、パレオダイエットなど流行っています。太古の人類が摂っていたような食事が、人間ににとって望ましいものだ、というのが根拠の食事法です。

確かに一理あります。しかし、原始人のような食事をしただけで健康になることができるでしょうか?

2−4万年前の我々の祖先は、食べ物を集めるために1日平均4時間ほど野山を歩き回っていたそうです。化石などを調べるとそのように試算できるそうです。

つまり、それだけの運動量があったということですが、現代の生活はいかがでしょうか?

日本人は他の先進国と比べてもよく歩きますが、大抵の人はデスクワークが主な仕事である場合が多いですよね。

2万年前は言うまでもないですが、つい50年前の生活と比べても現代人の生活は運動量がかなり低くなってしまいました。冷蔵庫、洗濯機などの電化製品がない生活を想像すると少しは想像できるかと思います。

健康にとって食事も大切ですが、運動も大切です。

筋肉は使わなければ弱くなります。関節は動かさないと硬くなります。
普段の生活では、体の全ての必要な筋肉を満遍なく動かすのはなかなか難しいです。

腕を垂直に挙げることができない人、フルスクワット(俗に言う “ウンチング” スタイル、もしくは “ヤンキー座り”)ができない人などなどを多く見かけます。

しかし、色々と忙しい現代人にとって、定期的にジムなどに行くのは少し億劫かもしれません。

そこで、オススメなのはラジオ体操です。

小学生の時に、誰もが一度は経験したかと思います。簡単な動きの連続ですが、縦・横・斜め・回旋の動きが程よくミックスされています。

しかも、短い時間でこれだけの動きをするので、とても効率が良いです。

ユーチューブなどで検索すれば動画も出てくるので、健康のために試してみてはいかがでしょうか?