北京堂では「治すことのできる鍼治療」を目指しています。

肩凝りや頭痛や腰痛など、きちんと治療を受ければ痛みが取れて楽になります。

しかし、痛みが無くなったからと言って本当に治ったのでしょうか?

もちろんこの時点では治っています。しかし、完全ではありません。その「治った状態」をなるべく長く維持することが大事になります

毎日ふつうに生活することによって、首や腰のかかる負担は積み重なっていきます。その負担が一定の限度を超えると、痛みが出てきます。

特に現在の日本では、パソコンやスマホなどを使う頻度が多いので、毎日の生活の積み重ねで首や腰にどんどん負荷がかかります。

なので、せっかく痛みが治ったのに、「普段」の生活に戻って背中を丸めてパソコンをやスマホを使うだけで、知らない間に痛みとコリがまた戻ってきてしまいます。

また痛みが出ないようにするためには何をしたら良いでしょうか?

それは体のメンテナンスをすることです。例えば次のようなことをすると良いかと思います。

  • 仕事場の机や椅子の高さを調節して、いい姿勢を維持しやすいようにする。
  • 定期的にストレッチなどをして、筋肉がこらないようにする。
  • 短い休憩をちょくちょく取って、長時間座りっぱなしになるのを避ける。
  • 筋トレなどをして、いい姿勢を保つのに必要な筋肉を強くする。

普段の生活から体にかかる負担はどうしても避けられません。これらのことをすることで、普段から体に負担が溜まらないようにするのです。

要するに、痛みが治っても、またぶり返さないようにするために、体のメンテナンスで良い状態を保つように管理することが重要です。

あとお勧めするのは、定期的に鍼治療を受けることです。治療が一通り終わって、痛みが和らいだ後も、定期的に治療を受けることによって、症状が戻ってくることを防ぐのが目的です。ヨーロッパなどでは定着しつつある予防医療の考えです。

メンテナンス鍼の目安は、1ヶ月に1回です。状態によっては2−3ヶ月に1回だったり、1−2週間に1回だったりします。定期的に体をケアすることによって、治療の効果を長持ちさせることができます。

もう一つの利点は、体に出た不調に気がつきやすいということです。軽い肩こりや腰の張りなどは最初は痛くありません。それを放っておくと、いつの間にか痛みが出てきます。痛みが出る頃にはコリの度合いがかなり大きくなっています。そうなると、また治療に時間がかかってしまいます。定期的なメンテナンスをすることで、体に余計な負担がかかるのを防ぐことができます。

メンテナンス鍼で体のケアをしてみてはいかがでしょうか?