治療を受けた患者さんが次にお越しいただいた際に、前回の治療でどれくらい良くなっているかどうかの判定が非常に難しいです。
そこで、私の師で北京堂の創始者である浅野周が北京堂に来られる患者さんのよくある5つの疾患について、それぞれ25項目の判定の思案を作りました。
- 膝の痛み
- 五十肩
- 坐骨神経痛
- 肩こり
- 腰痛
痛みや、患部の機能などを点数にして算出します。25項目全てに問題があると100点になります。要するに、一番悪い状態が100点です。この点数が0に近づいて来れば、全く問題のない状態になります。
この方法により、治療効果を数値化することができるので、治療により症状がどのくらい改善されているかを判断する基準になると考えています。
また、この判定をすることで、普段は気に留めていなかった痛みなどに気が付くきっかけになると思います。患者さんにとっても、治療を受けて、点数が下がっていくことを確認することで、良い方向へ向かっていると認識することができます。
例えば、ある項目では点数が変わっていなくても、他の項目の数値が下がってきていれば、治療の効果は出ているということです。
逆に、点数が悪くなっていると、治療方針を変える必要があるか、専門医に診断をしてもらう必要があるかなどの判断をする目安にもなります。点数がしばらく変わらない場合も、同様の判断ができます。
お役に立つツールです。ぜひ、ご活用してみてください。次回の治療の際に、私から改めてご説明いたします。
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