北京堂鍼灸とは?
北京堂の治療を体験すると、すぐに他の治療院との違いに気がつくと思います。
一回の施術で効いている事を実感できる治療です。
痛みを引き起こしている所に的確に鍼が届いている感覚があることと思います。
指圧を受けた時に、芯を捉えたような、いわゆる「ツボにはまった」感覚というものがあります。
北京堂の鍼はそれのさらに上をいく感覚があるかと思います。
私の師、浅野 周(あさの しゅう)によって考案された北京堂流は他の一般の鍼治療とは少し種類が違います。浅野先生は日本で鍼灸師になった後、中国に渡り鍼灸を勉強しました。もちろん中国語も堪能で、現代の中国の鍼師でも知らない古典医療から最新のものまでを究めていて、数々の文献の翻訳をしています。
そんな誰よりも鍼治療に詳しい浅野先生が、本当に効果のある手技・技術・理論をまとめたものが北京堂の鍼灸なのです。
このような症状を北京堂横浜では治療します→症状と鍼治療
写真は世界最古の鍼灸書である鍼灸甲乙経の原文です。
これには鍼は1回で効果を示し3回で完治させる、
と書かれています。同じ疾患を何ヵ月も治療するのは、
本来の鍼治療ではないということです。
これは北京堂鍼治療の理念でもあります。
北京堂の鍼治療理論についての詳しい解説はこちら→北京堂の鍼治療理論
北京堂の鍼が目指すもの:体の不調の原因の筋肉のコリを取る
筋肉にコリがあることで、血管が圧迫されて血の巡りが悪くなってしまいます。血のめぐりが悪くなることで、体に不調が起こります。多くの場合、体の不調はちょっとした痛みだったり、痺れだったりします。
最初は気にならないくらいの痛みかもしれません。しかし、それを放っておくと、体のコリがさらに悪くなって、もっと強い痛みになったり、慢性の怪我を引き起こしたりもします。
また、筋肉のコリは血管だけでなく神経も圧迫することもあります。運動神経を圧迫していればチックのような付随意の痙攣などを引き起こします。感覚神経を圧迫していれば、痛みや痺れ引き起こします。そして自律神経を圧迫していれば、鬱になったり内臓の調整がうまく機能しなくなります。
北京堂の鍼治療で筋肉を緩めることによって、血流を改善したり神経の圧迫を解放することができるのです。それによって、症状を改善することができます。
また、血の流れは溜まった老廃物を洗い流し、細胞に必要な酸素や栄養分を運びます。それによって、体の傷んだ部分を修復することができます。
ようするに、体を正常な状態に戻すことができます。
何の原因も無く突然に痛くなったり病気になったりはしません。
痛みを引き起こしている原因があります。
北京堂の鍼治療ではその原因となっている所を治療します
当たり前のことのように聞こえると思いますが、これが結構厄介なのです。
痛みの元になっているポイントを見つけるためには医学的な知識と経験が必要です。
たとえ見つけたとしても、そのポイントに正確に鍼をする技術が必要です。
腰痛や頭痛や股関節のトラブル等、治りにくい多くの痛みの原因になっているポイントは体表から深く埋もれているケースがほとんどです。(それが、ぶつけたり、かすり傷等が致命傷にならないための身体の仕組みだからです。)
深い所では皮膚から10センチ以上のポイントもあります。その原因となっている所に安全に届く鍼を適切に刺さないと治療効果が無いのです。
他の鍼治療を受けた方は気がつくかと思いますが、北京堂で使用する鍼は長いものが多いです。ハイグレードな特殊鍼を使うこともあります。それでないと、特定の箇所にあるポイントには届かないからです
北京堂治療哲学
北京堂の鍼治療理論についての詳しい解説は下のアイコンをクリックしてください。
院長から一言
「一軒目で来たかった。」と患者さんからよく言われます。
整形外科を始め、ペインクリニック、整体、カイロ、マッサージ、鍼灸、さらに気功、霊感療法など様々な治療を受けても効果があまりなくて、5、6軒目で北京堂にたどり着く患者さんも多く見てきました。
北京堂は1〜3回の施述で効果を実感できる治療をします。程度によっても異なりますが、たいていの場合は、ぎっくり腰なら早期のものであれば1回で歩けるようにし、足首の急性捻挫なら1回で痛みを消し、寝違いなら1回で解消する治療法です。
症状によっては時間がかかるものもあります。特に、症状が慢性化して長期間ある場合です。そういった症状でも、3回の治療で改善の方向に向かっていることを実感すると思います。
しかし、鍼治療では治らない怪我や痛みなどもあります。例えば、靭帯や腱などが断裂している場合や重度の変形性関節炎は、整形外科手術が必要な場合があります。
そういった場合は、鍼治療を無理に押し通すのではなく、他の専門家の紹介などの適切なアドバイスをさせていただきます。
明代の鍼灸書である鍼灸大成には「治せる疾患だけを治療しろ。自分に治せない患者様を治療すると患者様が死んで、患者様の家族から恨まれてしまう。だから治せる患者様だけを治療しろ」と書かれています。
鍼で治せる疾患には鍼を使い治療する。鍼で治せないものは他の専門家に任せる。
もっともな事だと思います。